※はちみつは乳幼児に食べさせないでください※
これははちみつに必ずといっていいほど書かれている注意書きです。
はちみつは保湿にもいいし、冬のカサカサ肌の子供に使いたいですがNGです。
ではその理由はなんででしょうか?
今回ははちみつと乳幼児について書いていきたいと思います。
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乳幼児にはちみつがダメな理由
新鮮なはちみつはボツリヌス菌という菌が混じっている事があります。新鮮がゆえ、ろ過できなかった細かい蜂の巣などがついている事があるのです。
しかし一般人には大きな問題はありません。問題となるのは乳幼児です。
乳幼児は基本的にミルクなので腸が発達していません。
腸内細菌が少ない上、腸が短い事で大人なら上部腸管で不活化される菌が乳幼児ではそれがされません。
下部の腸管に届くことでボツリヌス症を発症するリスクがありますので、乳幼児にははちみつはだめなのです。
実際過去に例があり、1987年に厚生省から通知されています。
最近では乳幼児ではありませんが2012年にハニー食品を食べて発症した例があるようです。
ボツリヌス菌とは
ボツリヌス菌は毒性が強く、生物兵器として研究開発されていたりします。怖いですね~
自然界にある毒では最強なのです。
ボツリヌス菌ってどこに多いの?
ボツリヌス菌はジメジメした土の中に多い菌になります。雑木林などですね。
基本的に空気に触れると弱るので土の中に多いのです。
蜂の体についたものや、巣の一部として運んだものがたまたま残ったりするとはちみつに入り込むことがあります。
ボツリヌス菌はどんな悪さをするの?
ボツリヌス菌はボツリヌス症を発症させます。
ボツリヌス毒素は主に四肢の麻痺を引き起こす。重篤な場合は呼吸筋を麻痺させ死に至る。
その他、複視・構音障害・排尿障害・発汗障害・のどの渇きがみられる。一方、発熱はほとんどなく、意識もはっきりしたままである。
Wikipediaより
うーん、怖いですね・・・
大人は大丈夫なんでしょうか?
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大人はボツリヌス菌が大丈夫?
実は大人でもボツリヌス菌によりボツリヌス症になる事があります。
免疫が低下している状態。つまり疲れていたり、手術後などにより腸内細菌が少なくなっている状態などの時は発症するリスクがあります。
その時に雑木林で転んで傷がついたりして細菌が入ってこない限りは問題ありませんが。
つまり大人でも発症する危険性はありますが、その可能性は極めて低いと言えます。
まとめと対策
基本的に腸が発達していない乳幼児が食べなければ、はちみつやはちみつ製品を食べて問題がでる事はほとんどなく、極めてまれです。
乳児のボツリヌス症は致死率が低いとされていますが、また食べなくてもひっかき傷があるところにハチミツがついたりするのもリスクとなるので気を付けましょう。
少しづつ腸が発達してから一緒に食べるようにしましょうね。
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